米国で剣道をしています
アメリカ人らと剣を交え
通常の留学とは一味違った
交流ができて楽しいです



米国の剣道人口は?
4千人と聞きました
多い?少ない?
人口3億人に比べると
やはり圧倒的に少ないですね



日本だと剣道のスタートは
少年少女の頃が多いです
ただアメリカでは
大学生や成人になって
始めるケースが多いです
なぜなら子供が稽古できる
環境が少ないからです



先ほどから
見ていただいてるのは
竹刀です
Bamboo sword
と英語では紹介しています

今日マンションの
エレベーターで
居合わせたネイティヴから
竹刀袋を指して
「その手に持ってるの何?」
と聞かれました

「ジャパニーズ
マーシャルアーツ
ケンドーの、
バンブソワードだ」と
説明すると
「おぉ クール!」
という反応でした

剣道人口が海外で
柔道のように増えないのは
一つに防具一式を揃えるのに
初期投資がわりとかかること

これはよく言われます
安くても一式で
6万円ぐらいはします
ちなみに私の防具一式は
30万円です

審判や指導者不足の
問題を抜いて私が思うに
普及の大きな障壁の一つは
竹刀だと思います
いい竹刀の調達が難しいです

竹刀は消耗品で
稽古を重ねると
ささくれたり
折れたりして
使えなくなります



乾燥しているためか
竹刀の消耗が日本より
激しいです

加えてそもそも
粗悪な竹刀も
出回っています

上記写真は
こちらで買った竹刀ですが
剣道の柄や中結いの革が
ハゲたり千切れそう
そんなことは日本で
経験がまったくありません

米国で竹刀を手に入れるには
-ネット通販で購入するか
-試合や稽古会会場の出店で買うか
-日本から持ってくるか

日本のように防具屋が
近くにあって、
竹刀も選び放題
という環境では当然ないです

豊かさの象徴の国
アメリカでこれですから
他の海外諸国では
竹刀を手に入れるのは
もっと大変だと思います

竹刀の持ちが悪く
(長く使えない)
そもそも割高で調達も難しい
となると、
よっぽど好きじゃないと
続かないですよね

とマイナス要素を
あげてきましたが
私はアメリカで
剣道の素晴らしさを
再確認しました
剣道人口が世界中で
増えることを願っています