ボストンでは当然ですが
賃貸住宅に住んでいます
オーナーは韓国人女性

夫は入居時にシャワーカーテンなど
バス用品の買い出しに
自家用車を出してくれて
かつ市内のガイダンスまでしてくれて
ほんとに親切な人でした

ただオーナーは
あくまで彼の妻で、
その人と1年の賃貸契約を
結んでいます。

帰国を前に、
オーナーが気になるのは
次の借り主が見つかるかどうか
そりゃそうです
それはわかります。

1カ月でも空きがでたら
それはそのまま
収入減につながりますからね
私が退去後も
間断なく入居者を入れたい
それはわかります

ただ、解せないのが、
退居2か月前から
部屋のなかに入れてくれ
というオーダーです。

日本だと考えられません。
現住の人がいるなか、
退居予定でも中には入れないのが
通常です。
部屋の間取り図や
空室時に撮った写真だけを
頼りに次の借り主は判断。
けっして中には入りません。

なぜなら現に人が住んでいるからです。

これがアメリカでは違います。
住んでいても
「中をみせてくれ」と。

私の部屋はこれまで3回
その訪問を受け入れています。
前日に連絡を受けて、
入れてくれる?と

いや、勝手すぎるやろ!



その怒りむなしく、
アメリカではオーナー主役
借り主の立場は弱いです。
知人の家には前日の告知なしに
いきなりノックして
「見させてほしい」があったそう。

視察、内覧に付き合いましたが、
私が気に入らないのは
不動産屋も次の借り主候補も
自分が何者で名前はなにか
名乗らないことです。

ハーイ!とかいって
ずかずかと入ってきます。
オーナーの顔はしっていますが、
そのオーナーが依頼した
不動産業者の顔も会社も知りません。

内覧スケジュールは
仏の心で前日依頼でも受けているのに、
そのことへの申し訳ない気持ちも
表現していなければ、
そもそも客と不動産屋(ブローカー)
の区別も難しいほどです。

日本は借り主の権利が
相応に保護されていますが、
ボストンでは借り主が優位です。

「留守にしていて、
 いない」というと
鍵をおいていってくれ、
という依頼がありました。

知らない間に誰かが部屋に。
そして裸足文化を知らない人たち。
私が家に居て立ち会うときは
玄関付近で靴を脱ぎますが、
住人不在ならズカズカと入るでしょう。

交通事情や雰囲気は
存分に味わうことができました。