ボストン大のクラスメートには、
サウジ女子5人と男子4人。
別れの時期が迫ってきました。

今日はフィールドワークで
ボストン郊外、
ロックポートという港町へ 
電車で先生と一緒に行きました。
















朝に集合して、
片道1時間半ほどの電車内で。 
サウジ女子らは座るなり、ゴソゴソ。

「ののさん、これ飲む?」
とコップを手渡されました。























「これ、アラビックコーヒー」


ほぅ。すすってみる。

味はコーヒーほど濃くはなく、
それでいて、苦みがあり……。
薬みたいな味でもある……。

いったい何が入ってるのか。
隣のDさんに聞くと、

Arabic Coffee     
1,cardomom(カルモダン)
「cardamom」の画像検索結果
(引用元 savory spice shop)

熱帯アジア産のショウガ科の植物、実(Weblio辞書)

ルーツは、ショウガ。
どうりで、やや苦い。

2,zafaran(サフラン)
「zafaran」の画像検索結果
(引用元cookery plus)

アヤメ科の花。
グーグル画像を見せると、

「この赤く長いメシベを使っている。
 すごく高価なのよ、このメシベ」

とのこと。

どうりで薬っぽい味。

3,bean(豆)
これ、詳しく聞いてないのですが、
要はコーヒー豆だと思います。

1,ショウガ

2,薬用サフラン

3,コーヒー豆
=アラビックコーヒー。


アラビックコーヒー、
サウジ女子たちはカバンから、

携帯性ゼロのバカでかい 
家庭用ポットを持参していました。

Arabic Dallah

本来は、このポットで注ぐそうです。

「arabic dallah」の画像検索結果
 (引用元Barista Banter)

さすがに持ち歩けないので、
しゃーなしに、

同サイズの大ポット持参とのこと。     

その豪快さに笑いながら、
コーヒーをすすっていると、


「じゃあ、これも食べる?」

と、すすめられました。


























これは、梅干しみたいだけど。


























かじると、干し柿みたい。

Date(デーツ)
「デーツ」をググると、     
果実「ナツメヤシ」だそうです。

味は干し柿みたいな味。
甘く漬けていました。

「種があるから気を付けて」
と言われた直後、
確かに種が出てきました。

味は反対やけど、
やっぱり梅干しに似てる。

すすめられるまま
2個、食べました。

サウジ女子たち曰く、
「毎朝、デーツ、数個食べて、
アラビックコーヒーを飲むの」。


「それが習慣」と言います。

日本で言うと、
ご飯にみそ汁、の扱い。
いや、日本人の朝は
パンでもコンフレークでもOK。 
そもそも抜く人もいる。

サウジ女子のほうが、
ドラゴンボールの悟空みたいに、
デーツという名のセンズを食べて、
朝から元気百倍みたいです。

「日本には
 独自のコーヒーがあるの?」
と聞かれたので、

静岡のお茶畑の画像と、
「伝統編」として茶道の動画を、
サウジ女子たちに見せました。

茶道の説明、できませぬ。

あぁ、これか、
「海外でのコミュニケーションでは、
 日本文化を知ってないとダメ」
という、あれ。

さんざん言われてきた教訓が、
アラビックコーヒーの味とともに、
にがく、口と頭の中に広がりました。

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※ブログのアドレスは、
www.nonosan.com
に移行しました。

 
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