ボストン大学の語学学校CELOP、

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6週間のプログラムを修了しました。
英語の勉強のみならず、
色々な国から集まった
若い男女15人と机を並べたことは、
とても新鮮な経験でした。
なかでもサウジアラビア女子たち。
この場以外で、
親しく話す機会は得難く、
多様な価値観を教えてくれました。
これが彼女たちが祖国サウジで、
外出する際の服装です。
iPhoneの保存写真から、
祖国での彼女たちのセルフィを、
実際に見せてもらいました。
目だけ見せて、全身真っ黒です。
クラスメートのサウジ女子Dさん。
『祖国では、この格好。
ただ家のなかでは肌を見せるのよ』
そう言います。
いま目の前にいる彼女。
その写真だと言われれば、
確かに目が同じなのでわかります。
ただ、大勢のなかから、
この服装で彼女を見つけるのは、
かなり難しい気がしました。
Dさんに念のため聞いてみました。
「これ外で、お互いどこを見て、見分けるの?」
『目よ、目』(笑)
「やっぱり?(笑)
でも、結構むずかしくない?
間違ったりしないの?
兄弟姉妹も大勢いるんでしょ」
『あるある。
買い物に行った時、
お父さんが、
見知らぬ他の女性に話しかけて、
相手が困ってたことが何度もある。
お父さん、Dはこっちだよって』(笑)
親子でも見間違うあるある。
そりゃ僕が見分けるの難しいわ。
そんな彼女たちも、
米国ボストンなど外国では、
こんな衣装です。
Dさん(左)は、敬虔なイスラム教徒からでしょうか。割と地味な色の「布」で全身を覆っていることが多っかったです。
ただ他のクラスメートは、ジーンズにスニーカー姿で、スカーフのようなカラフルな柄の布で、顔を覆っている子も大勢みかけました。
共通しているのは、顔の表面と、手の表裏だけ見せてOKで、それ以外は見せないこと。
ワンピースのようなロングを着ている場合は、下に黒いスパッツをはいていました。
何を着るかはDさん曰く、
『それはそのひと次第
宗教に対する考え方とか価値観』。
「アメリカでは、サウジの時みたいに、真っ黒の服装は着ないの?」
『外国では着ないね。だって、みんなビックリして、目立つから』
伝統のなかに、緩和もありますね。
「クラスメートはサウジ女子」と、
シリーズ化して書いてきました。
イスラム教関連のニュースが増え、
私も含めてわからないことだらけ。
でも、Googleで、
「サウジアラビア 女性」
と検索すると、
ネガティヴな視点の情報が
ほとんどです。
そんな彼女らも、
アメリカという遠き異国で学び、
世界とは、どういうものか、
触れて知る機会を持っています。
英語も、かなり話せます。
一方で、留学は期限付き。
Dさんも1週間後に祖国に帰り、
また黒の衣装に身を包み、
彼女の国の文化と価値観のなかで生きます。
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