ヒラリークリントンの集会
@ニューハンプシャー州
リポート第5回です。
あずき、ドラえもん青、真っ赤の
3人タッグマッチの演説風景。
せっかくなので日本だと報じられない
マニアックな前座をリポートします。

プロレス入場風に登場した3人ですが、
この日、ヒラリーと同格の扱い、
もしくは、
それ以上に支持を集めていたのが、
この赤い服のおばちゃんです。
赤い服を着ているからといって、
共産党議員ではありません。
アメリカの民主党上院議員です。
エリザベス・ウォーレンさん
(Elizabeth Warren)
NH州の隣、
マサチューセッツ州選出だと
紹介されていました。
ヒラリーより地元に近いので、
人気が高いのは当然ですね。
It is Hillary's agenda,
It is New Hampshire agenda,
It is America agenda...
こういう
一言だけかえる言い回しが結構あり、
聴衆を盛り上げるのが得意でした。
■agenda(アジェンダ)の意味
ところで、agenda(アジェンダ)。
演説で、けっこう使われていました。
日本の政治家も使ってますが、
なかなかピンとこないですね~。
アメリカの受け売りでしょう。
政治家は言葉がウリなのに、
日本人がピンとこないの使ったら
それだけで、あきませんね。
アジェンダを改めて調べてみると、
「計画、予定表」ですが、
政治の文脈だと、
単なるplanよりも、
「政治、政策的な行動計画」
という意味のようです。
計画+戦略=「計略」
ぐらいなイメージでしょうか。
計略というと、
今度は日本語がピンとこないですね。
たまに聞くので簡単そうにみえて、
実は簡単じゃない単語だと思います。
■赤いおばちゃんの経歴
ウォーレンさん、
えらい人気が高いなぁと思って、
あとからハーバードの先生に聞いた話では、
経歴はハーバード・ロースクールの元教授。
消費者問題の専門家で、
色々なテレビにコメンテーターで出て、
視聴者目線でズバズバ語ってきたことで、
知名度があり、人気があるそうです。
そういう細かい情報は、
やはり地元の人に聞かないと、
ウィキペディアの
日本語版では載っていないですねぇ。
また、翌日の新聞を読むと、
ウォーレンさんは、
ヒラリーが民主党の大統領候補に決まるまでは、
候補者指名争いでヒラリーと戦った
バーニー・サンダース側だったそうです。
党内の候補者指名争いで争った陣営ですが、
いまは共通の敵、トランプと戦う時。

それで2人が壇上で抱き合うと、
ひときわ大きな拍手が起きていたのか。
昨日までの敵も、
状況がかわれば、互いに認め合う。
表向きだけかもしれませんが、
これはアメリカ的な場面を見ました。
イチローがシアトルマリナーズから
NYヤンキースに移っても、
マリナーズファンが大拍手をしたーー。
そのシーンをなぜか思い出しています。
さて、ウォーレンさん、
かなりわかりやすい英語だったのですが、
ヒラリーとバトンタッチする直前、
わたしも演説にぐっと引き込まれ、
胸が熱くなりました。
こんなフレーズです。
Hillary is ready to fight for us!!
(ヒラリーは私たちのために戦う準備ができている!!)
Are you ready to fight for Hillary??
(皆さん、ヒラリーのために戦う準備はできてますか?)
こう聴衆に呼び掛けて、
大喝采をあびていました。
どこまでもプロレス的な
エンタメ要素がある演説会。
盛り上げ方もうまい。
支持者も「待ってました!」と
言わんばかりの
いいリアクションで応えていました。
前座30分、
かなり大きな役目を果たしました。
声は細いのですが、
芯は強くて親しみもある印象。
真っ赤な服を着る政治家は、
日本だとドギツイ印象ですが、
ヒラリーはドラえもん青、
その隣もあずき色なので、
アメリカ人は気にしないでしょう。
ヒラリーが大統領になれば、
ポストヒラリーとして将来、
名乗りを上げるかもしれませんね。
@ニューハンプシャー州
リポート第5回です。
あずき、ドラえもん青、真っ赤の
3人タッグマッチの演説風景。
せっかくなので日本だと報じられない
マニアックな前座をリポートします。

プロレス入場風に登場した3人ですが、
この日、ヒラリーと同格の扱い、
もしくは、
それ以上に支持を集めていたのが、
この赤い服のおばちゃんです。
赤い服を着ているからといって、
共産党議員ではありません。
アメリカの民主党上院議員です。
エリザベス・ウォーレンさん
(Elizabeth Warren)
NH州の隣、
マサチューセッツ州選出だと
紹介されていました。
ヒラリーより地元に近いので、
人気が高いのは当然ですね。
It is Hillary's agenda,
It is New Hampshire agenda,
It is America agenda...
こういう
一言だけかえる言い回しが結構あり、
聴衆を盛り上げるのが得意でした。
■agenda(アジェンダ)の意味
ところで、agenda(アジェンダ)。
演説で、けっこう使われていました。
日本の政治家も使ってますが、
なかなかピンとこないですね~。
アメリカの受け売りでしょう。
政治家は言葉がウリなのに、
日本人がピンとこないの使ったら
それだけで、あきませんね。
アジェンダを改めて調べてみると、
「計画、予定表」ですが、
政治の文脈だと、
単なるplanよりも、
「政治、政策的な行動計画」
という意味のようです。
計画+戦略=「計略」
ぐらいなイメージでしょうか。
計略というと、
今度は日本語がピンとこないですね。
たまに聞くので簡単そうにみえて、
実は簡単じゃない単語だと思います。
■赤いおばちゃんの経歴
ウォーレンさん、
えらい人気が高いなぁと思って、
あとからハーバードの先生に聞いた話では、
経歴はハーバード・ロースクールの元教授。
消費者問題の専門家で、
色々なテレビにコメンテーターで出て、
視聴者目線でズバズバ語ってきたことで、
知名度があり、人気があるそうです。
そういう細かい情報は、
やはり地元の人に聞かないと、
ウィキペディアの
日本語版では載っていないですねぇ。
また、翌日の新聞を読むと、
ウォーレンさんは、
ヒラリーが民主党の大統領候補に決まるまでは、
候補者指名争いでヒラリーと戦った
バーニー・サンダース側だったそうです。
党内の候補者指名争いで争った陣営ですが、
いまは共通の敵、トランプと戦う時。

それで2人が壇上で抱き合うと、
ひときわ大きな拍手が起きていたのか。
昨日までの敵も、
状況がかわれば、互いに認め合う。
表向きだけかもしれませんが、
これはアメリカ的な場面を見ました。
イチローがシアトルマリナーズから
NYヤンキースに移っても、
マリナーズファンが大拍手をしたーー。
そのシーンをなぜか思い出しています。
さて、ウォーレンさん、
かなりわかりやすい英語だったのですが、
ヒラリーとバトンタッチする直前、
わたしも演説にぐっと引き込まれ、
胸が熱くなりました。
こんなフレーズです。
Hillary is ready to fight for us!!
(ヒラリーは私たちのために戦う準備ができている!!)
Are you ready to fight for Hillary??
(皆さん、ヒラリーのために戦う準備はできてますか?)
こう聴衆に呼び掛けて、
大喝采をあびていました。
どこまでもプロレス的な
エンタメ要素がある演説会。
盛り上げ方もうまい。
支持者も「待ってました!」と
言わんばかりの
いいリアクションで応えていました。
前座30分、
かなり大きな役目を果たしました。
声は細いのですが、
芯は強くて親しみもある印象。
真っ赤な服を着る政治家は、
日本だとドギツイ印象ですが、
ヒラリーはドラえもん青、
その隣もあずき色なので、
アメリカ人は気にしないでしょう。
ヒラリーが大統領になれば、
ポストヒラリーとして将来、
名乗りを上げるかもしれませんね。
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